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久しぶりのブログです。

雪のぎんなん畑で、固い樹皮に包まれた丈夫そうな枝を見ていると10月末に
「ぎんなんもぎ」を手伝ったことを思い出しました。

小国は、昭和62年より、補助金の交付を受け特産物に取り組んでいました。
2メートルもの雪に負けない果樹は何かと探すなかで、
関東地方で、銀杏並木の葉や実の始末で困っているとの情報を
役場の職員が知り、それを取り寄せ、小国町の良質なぎんなんの
枝を接木して、「桃太郎」、「八石」などのブランド名をつけ
普及しました。

長岡の造園業者は、トラックに山積みにして小国町に
運んだそうです。
ぎんなんは丈夫なので、土に穴をあけ、植えるだけで
根付いたそうです。

ぎんなんもぎは、木の下にシートを敷き詰めて、
木の上より、枝をゆすり落としますが、
なかなか落ちない実は、かぎのついた竹さおで
引き落とします。

小国のぎんなんの実、ワイン、アイスなど
召し上がる機会があったら、ご賞味ください。

でもわたし的には、住宅の材料として使う銀杏のほうに
関心があるのがホントのところです

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2011/11/09

土壁のこと

昔は住宅の壁は土壁で囲まれていました。
土壁は赤土の粘土を自分で採集しました。
まず水を打ってしばらく寝かせます。
稲わらをすぐって4㎝の長さに切り赤土と撹拌します。
その時四ツグワで細かく撹拌するか裸足でふんで混ぜ合わせます。
大量に用意された壁土(かべべと)を柱の間に、
竹やよしで壁下地を井桁状に組みます。
このことを小舞といい、2分くらいの小舞縄といい、
なう時も入念に作られていました。
竹と柱の接点は竹の釘を打ち込んで、
縄で結びました。(鉄釘では錆びることが多かったです)
又、上普請では小穴をあけて差し込んで一体性を持たせました。
壁土は小舞下地に押しつけるようにし、裏にはみ出るようにして、
裏から‘返し’という作業をし、小舞下地にしっかり塗りつけます。
荒壁は自然に乾燥させ、やっと外壁板を貼ります。
‘砂ずり’という中塗作業は3~4年荒壁が完全に乾燥し、
亀裂が入り、隙間から外が見えるくらいになります。
砂ずり作業に掛かる前に樌板の表面に棕櫚(しゅろ)
の皮を割れ止めとして塗りつけます。
中塗りの材料は泥と砂とつなぎ材を
丁寧に撹拌した材料を塗りつけていきます。
上塗りの漆喰の材を作るには、
石灰に麻の繊維に海藻の‘つのまた’を煮詰めた汁を入れます。
この汁を煮るのがとてもきついにおいがします。
漆喰の手入れの中で汚れがついたら真水でさらしふき取ります。
水にも非常に強いので蔵などの外壁にも
よく使われ街並みにも美しく映えます。

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住宅の手入れに使われてきた自然塗料に米糠や柿渋がありました。
木材は長くに渡り呼吸を続けていきます。だから木質材を油性塗料などで被膜を作らないようにして木質の持つ調湿作用や福射熱を蓄える働きがあります。結露を防ぎ、木肌は人間の皮膚感覚に似ているので、直に接すると快適性があります。
昔、おばあちゃんが米糠を鍋で炒って手拭いで袋状にして床板を一生懸命に磨いていました。手入れの中で大切なのは、拭いたり塗るのではなく、できるだけ力を入れて磨くと効果があります。
柿渋は、私どもで建築させて頂いた小国町のT先生のお宅ではお爺さんが柿渋と糸を作っていたとの話を聞き、作り方の資料を頂き、柿渋を作ろうと思い立ちました。
秋に青柿をもぎ、石臼でつき細かく砕き、木桶に水とともに入れ、2日程して(柿渋の色が変わるため、鉄釘を使用しないのは鉄分に反応して柿渋の色が変更していまいます)ジャッキで絞りカメに入れて保存します。不純物のアクが浮いてくるのでこまめに取り除き、3年程保管します。
しかしながら、あまりのにおいに私の留守の間に捨てられてしまいました。
現在は、和紙にも使用するのでにおいのない柿渋を京都の渋屋さんより仕入れています。

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2011/10/27

山の入る


先日、集落の林道の草刈り作業に参加しました。
私たちが昔、桑や大根、芋などを作るために
通っていた山道が今は、茅やわらび、
葛のつるが覆っていて、
行き来することができなくなっていました。

以前は、薪を背負って途中休憩した道の端には
リンドウの花が咲いていたり、
食虫植物や薬草のセンブリの小さな花が見られたものですが、
今は山肌全体を葛の葉や山藤のつるが覆っているのが随所に見られ、
15年位の杉なども完全に負けてしまっていました。
「若杉を からめ取ったり 藤の花」

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2011/10/18

茅畑

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茅葺き屋根の維持のために以前は茅畑がありました。
今の人は、茅などは雑草として道路の脇に
邪魔になっているではないですか、などと言うが、
そのままではなく手入れが必要なのです。
育った茅を秋に刈り取り、翌春に両手に一握りづつ茅を
持って打ち合わせて茅を落とし、長いのと短いのを選り分けます。
3寸ぐらいの束にした藁で、茅葺き屋根の小屋裏にストックしておきます。
毎年その作業を繰り返し小屋裏いっぱいになりますが、
使用するのにはなかなか足りません。
必要な時は互いに融通しあったりもします。
屋根と五箇村などテレビでやるような一軒全部の
屋根替えをするのではなく痛みの激しい屋根面の茅替えが行われます。
屋根を維持するために冬期間の雪降ろし作業を丁寧にやらなければなりません。
棟より下ろし始めて下に向かって行き、
最後は下ろした雪と軒先がつながってしまいます。
その雪を下から掘り上げて軒先の空間を確保します。
この作業を雪堀といいました。
小国では雪を下ろすのは簡単だが雪堀が重労働で大変でした。



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プロフィール

Author:片桐三郎
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